「早く仲直りしたい…」夫婦喧嘩の原因と解決法

「夫婦喧嘩は犬も食わない」とは言うけれど、ケンカの期間が長引くと自分も相手もやっぱりツラい。
というわけで今回は、殺伐とした喧嘩モードになってしまう原因、そして元の平穏な日々に一刻も早く戻るための解決法や予防法をまとめました。
当サイトのライターまりこさん(バツ1)は

インタビュー記事で登場された一平さん(離婚3回)は

というご感想をいただきました。ご縁があって知り合って結婚したのだから、できるだけ仲良く過ごしたいですよね。お二人の声も交えながらお伝えします。
目次
1.夫婦喧嘩を引き起こす代表的な原因
生活を共にするようになるからこそ、普段の些細なすれ違いが原因となりやすい。
- 家事
・自分の納得のいくやり方で家事をやってくれない
・当初はきちんと分担したはずなのにろくにやらない - 生活態度
・言い方や態度がキツい
・片付けをせずだらしない - お金
・金遣いが荒い
・余裕がない
2.夫婦喧嘩が解決しない場合の行く末
たかがケンカと甘く見て根本的な解決を行わずにいると、気付いた時には最悪の事態になっていることも…。
- 家出→不倫→離婚
「顔を合わせるのも嫌だ」
「もう家にいても息がつまるだけだ」
という思いが降り積もると、家に帰りたくなくなる(家出)。満たされない欲求を他の異性で満たそうとして、別のパートナーを作る(不倫)。それが仮にたった一回だったとしても、2人の関係を修復不能にするだけの十分な破壊力がある。
ことの発端は夫婦喧嘩でも、それが原因で完全に仲が冷え切ってしまうと、そのまま一気に離婚に至ることも。 - 家庭内別居
子どもがいる、離婚するより結婚しているメリットのほうが大きい、と判断すると、同じ家に住んでいながらも、会話なし、ご飯も一緒に食べないという家庭内別居に。
3.夫婦喧嘩を早期解決に導く7つのポイント
ずっと喧嘩状態が続くのもお互いに辛いだけ。ポイントを理解しておくと、長引かせずに仲直りすることが出来ます。
- リラックスして話せる場所
リビングなどのゆったりとした状態で過ごせる場所を選ぶと、余計なところに気を散らさずとことん相手と向き合えます。 - 深呼吸してから話を切り出す
どんな風に口火を切るか?というのはその後の流れを左右するくらい、実はものすごく大切なこと。頭に血が上った状態では、自然と相手を責めるようなことを言ってしまいがち。話す前に深呼吸して一度心を落ち着けましょう。 - 相手の言い分を最後まで聞く
相手が話している最中に「いやそれは違うでしょ」などと遮ると、「何も分かってくれない…」と男性は完全に心を閉じてしまい、こちらの意見に全く耳を貸さなくなります。 - 全て言う
このさい、溜まってることがあるなら、全てを吐き出しましょう。あえて言わずに不完全燃焼なままだと、後からまた腹が立ってきて、喧嘩につながる可能性が高いです。まりこ 今はいいか、と思っても、あとから思い出して、またイライラして、結局常にイライラ。 - 男性が沈黙してる時は「待つ」
男性は女性ほど口が達者ではありません。喧嘩の最中に男性が沈黙した場合は、考えていたり必死で言葉を探している場合が多い。「なんで黙るのよ!」と責めては余計に男性をパニックにさせるだけです。 - 喧嘩の目的を履き違えない
喧嘩の目的は思いきり意見をぶつけ合って、最終的にお互いが納得出来る結論を出すこと。決して相手を叩きのめすことが目的ではありません。
言い負かして、スッキリ!ではダメですね…。勝った、負けたではないのだから。 - 解決策を出して仲直りする
面倒くさいからと、うやむやなまま終わってしまっては同じ原因でまた喧嘩を繰り返します。「今後どうするのか?」必ず解決策を出しましょう。
4.夫婦喧嘩で言ってはいけない言葉
怒りに任せて何気なく言った一言が、相手の心を大きく傷付けて取り返しのつかないことになってしまうことも。
- 「男のくせに」
もしあなたが相手から「女のくせに」と言われたらどうですか?男性もこの言葉を言われると、ものすごく下に見られて馬鹿にされたように感じます。 - 「器が小さい」
男性はプライドで出来ていると言っても過言ではない。この一言はそんな男性のプライドを一瞬にして打ち砕きます。 - 「本当にダメだね」
いくら喧嘩中とはいえ、相手の人間性まで全否定する権利はありません。 - 「それくらい自分で考えたら?」
男性は女性ほど細かいことを察することが出来ません。「分からない」と男性が言った時、悪気があって分からないフリをしているのではなく、本当に分からないのです。突き放されてしまってはどうしようもありません。 - 「別れよう」
少しでもこちらの主張を通すために、別れる気がないのに「別れよう」と言うのは、言うなれば脅しです。繰り返すほどに相手からの信用を失います。
5.喧嘩中にやってはいけない行動
うっかりやってしまうと、かえって火に油を注いでしまう場合も。
- 暴力
いくら怒ったからとはいえ暴力は絶対にダメです。 - 外に出す
むしゃくしゃした状態で外に出してしまうと、勢いで不倫してしまったり、そのまま家に帰ってこなく
なったりデメリットの方が多い。 - とりあえず自分から折れる
「私が悪かったから」と言って自分に非がない時でも毎回折れるのは NG。「ただ単に喧嘩を早く終わらせたいだけで、こちらの気持ちを全然分かってない」と男性は感じるので、場合によっては余計に相手の怒りが増します。まりこ 「私のせいだから」と言ったら余計に怒ってたのはこれかな。 - 無視
一旦無視しだすと意地もあるので、どんどん長引いてドロ沼化しやすい。コミュニケーションが断絶してしまっては仲直りどころではありません。ちなみに喧嘩中に相手から無視された場合は、
「無視されるのは嫌だ」「放置されるのは悲しい」
と素直な気持ちとともに伝えましょう。相手も気持ちがクールダウンして応じてくれる場合が多いです。
でもそれよりも一番確実な方法は、「喧嘩しても無視はしない」と普段からあらかじめ相手と約束一平 シカトはないよね。
しておくこと。そうすれば喧嘩しても無視されるという事態は避けられます。
6.夫婦喧嘩で LINE を活用するのはアリ?
「顔を合わせるのが気まずいから…」と LINEやメールに頼りたくなる気持ちも分かるけど、基本的には使
わない方がいい。
なぜなら、ただでさえ文字だけのやりとりは誤解が生まれやすいので、感情が高ぶってる時に使うとロクでもないことを引き起こす可能性が高いから。
せいぜい使ったとしても、
「あとでゆっくり話したいんだけど」
と話し合うきっかけ作りに使うくらいが無難。

7.夫婦喧嘩を予防するための3ヶ条
やはり普段の積み重ねはものすごく大きい。ここが出来ていれば不毛な夫婦喧嘩はしなくて済みます。
1.互いに尊重しあい感謝を忘れない
「当たり前」と思った瞬間、ぞんざいになりがち。毎日のことに追われると忘れがちだけど、相手がいてくれること、相手が何かしてくれること。これらは決して当たり前のことではありません。
2.スキンシップや会話が多い
普段から、触れ合いや会話が多い=相手との意思疎通がキチンと出来ている、ということなので誤解や不満も生まれにくい。
3.溜める前に不満を伝える
限界まで不満を我慢して爆発した場合、夫婦喧嘩は壮絶なものとなる。ためずにあらかじめ小出しにしていけば、爆発することはない。
不満を伝える時は「〜してくれると嬉しいな」という言い方にすると、角が立たず相手も素直に聞いてくれる。
8.さいごに
夫婦喧嘩はネガティブな見方をされることも多いけど、ポイントさえ押さえれば、喧嘩する前よりお互いへの理解が深まって、より一層仲を深めることが出来ます。やたらに怖がったり避ける必要はありません。
長引かせない、落ち着いて話す、言ってはいけないことは言わない、無視はしない、普段から意思疎通を心がける。
「ケンカするほど仲がいい」とも言います。喧嘩もコミュニケーション。自分の気持ちを伝えながらも相手を尊重することを忘れず、良い関係を築きたいですね。